Lucid Color 花の水彩画 - 岸透子の透明水彩画

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猫の水彩画の最新ページです。

あらいい部屋ね

庭を眺めながらお茶を楽しめるコーナーを作ろうと、ちょっと片付けて居心地のいい椅子を置いていたら、外から猫がすごい「狙ってる顔」をして覗き込んでいました。

人間が快適に過ごせるよう手入れした場所は、猫にとっても快適な場所。
どうも自然な草地より人工のコンクリートとか木の床の方が好きなようです。


眠りの中で繋がる形

眠る猫は月に似ています。
性質が似ているから形が似るのか、形が似ているから性質が似て来るのか。

満月の夜は猫がなんだか忙しそうです。きっと真夜中の集会があるんでしょう。
十六夜の夜にはちょっと気を緩めて、体型も緩めて眠っています。


まだかな

そろそろ

よく遊びに来る猫。
テラスで人が来るのを待っています。


足音

2010年生まれで今年10歳になる雌猫、くろさんです。
小さい頃から賢い猫でしたが、お互いに付き合いが長くなったせいか最近は結構コミュニケーションが取れるようになってきた気がします。
それでも完全に家猫にはなってくれない野性味があって、どんなに人間やその家を利用しても、彼女の本質はそちらなのだろうと思っています。

テラスで人が来るのを待っているときは背中を向けています。
もし人間に都合があって構ってくれないならそれはそれでいい、というサインのようです。
でも家の中で人間がどうしているのか、耳をすませてかなり把握しています。
きっと足音で誰が来たのか分かっているのでしょう。

2017年


遊びに来たよ

たまに、人懐っこくて自信たっぷりの猫がいます。
僕と遊びたいでしょ?来てあげたよ?的な。人に愛され大事にされた経験が長く、自分の幸せを信じられる猫はおっとりして優しい顔をしています。
こんな猫が遊びに来る窓があるといいな、という願望の絵。

2017年


おむかえ

2017年


人間を手玉に取る方法

2017年


さらなる高みへ

2016年


誰そ彼

2016年


ひねもす

背を向けて、目をつぶっている午睡の間にも
世界は動いていく
うとうとと音だけを聞き流して 何も掴まない
生きている、それで充分

2016年


しあわせな時間

しあわせな時間は何も生まない
膝に猫を乗せて庭を眺めている、とか
何も生まないけど何よりもしあわせ
痛みに苛まれながらでも生きていることを喜べる
何も生まないけど何よりもしあわせ
何よりも幸せだけど何も生まない

2016年


雨宿り

2016年


ごきげん

2015年


午後のテラス

2015年


人とは違う世界から

2015年


憧れ

あるとき、なぜか急に空飛ぶ白い猫を描きたくなることがあります。
この猫は旅をしています。何かを探して。
これはその旅の一コマ。

紅葉は、葉が生涯を終える時にだけ纏う色。
死を目前にした瞬間にだけ現れる美しさは、葉にも、植物にも動物にも共通して存在します。
旅の途中で、その圧倒的な美しさに包まれた白猫です。

四ツ切 非売 2014年


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