花の水彩画のページです。
Reincarnate
2014年
大衣 個人蔵
赤い葉の薔薇
ほのかに赤みがかった淡いピンク色の花を咲かせる、香りのいい薔薇。
秋から冬にかけて、葉の色は、花からは想像できないほど濃い赤になります。
2014年
四ツ切 個人蔵
赤い薔薇
開ききった一重の赤い薔薇。
虫食いを気にすることもなく咲いている。
2013年
四ツ切 個人蔵
咲く - 赤い薔薇
植物には、自分の葉が虫に食われている音が”聞こえる”のだそうです。
実験で虫が葉を食う微弱な音を録音し近くで再生したところ、植物は虫がいる時と同じ防御反応を示したとか。
山口の山の近くの雑草だらけで緑豊かな場所に住むようになって実感したことですが、植物はどれも周りの状況に非常に敏感です。光や土壌の成分にも反応するわけですから、音も感知しながら生き抜いているのでしょう。
この薔薇も、葉が食われる音は聞こえていたのかもしれません。
それでもつぼみは、そんな事はまるで気に留めていないかのように成長し、美しい花を咲かせていました。
凛とした花のもとで、虫食いの葉はレースのように綺麗な形に見えました。
虫もきっと元気に成長したことでしょう。
2013年
四ツ切
ホトトギス
庭に咲いたホトトギスの花。
ホトトギスにもいろいろ種類がありますが、これはわりと控えめな可愛らしい花です。
一本の茎にいくつもの蕾をつけますが、同時に二つ以上花が咲くことはなくて、先に咲き終わった花が種になっています。
形も色も模様も好みで、前から描きたかった花の一つです。
2011年
八ツ切 個人蔵
Dream (prayer)
多くの大切なものを失った
それでも、生きている葉は日を受けて、ひとつの花を咲かせ続ける
2011年3月11日の東日本大震災後に描いた絵です。
予定にはなかったのですが、急遽その年の3月24日からの個展出品作に追加しました。
prayer = 祈り
2011年
四ツ切 個人蔵
秋海棠
秋になると、庭の低いところで綺麗な薄いピンク色の花を咲かせる秋海棠。
透明感があって水っぽくて、ちょっと蘭に近いような感じ。
花につながる茎も透き通るようなピンク色で、節々は真っ赤。わりと日陰になるようなところによく咲いていて、
涼しげで目を引かれるんだけど、よく見ると意外と鮮やかな彩り。
花の形も面白くて、好きです。
2010年
四ツ切 個人蔵
高砂百合
夏になると、白い大きな花をつける高砂百合。
白百合というと、キリスト教では聖母マリアを表す純潔の象徴ですが、この百合の花はとても大きくて、近くで見ると かなりの迫力があります。
うちでも毎年夏になると元気に花をつけるんですが、今年は高さが2m近くになった株もいくつかあって、頭の上で咲いた真っ白な花が、夏の日差しを反射したり、陽を透かして輝いていたりするのは まぶしいくらいです。
この絵は四つ切りサイズで、私にしては大きい方なのですが、スケッチとほとんど同じに描いたら、随分 早く仕上がりました。
2009年
四ツ切 個人蔵
ナガミヒナゲシ
近所の空き地に咲いていたナガミヒナゲシ
5月ごろになると、駐車場のすみや道路脇にたくさん咲きます。
地中海原産の外来種で、日本ではじめて確認されたのは1960年代だそうで、生態系の乱れと言われることもありますが、
遠い異国の地までやって来て、一生懸命 増えてる姿は なんだかけなげで、気になる花です。
背の高い大きな花に混じって、高さ10cm 直径1cmにも満たない花が、
それでも一人前に大きな花と同じ形で咲いているのを見ると、大人の真似をして一生懸命 背伸びしている ちっちゃい子供みたいで、また可愛くなります。
2009年
八ツ切 個人蔵
クリスマスローズ
庭に咲いたクリスマスローズの花とつぼみ。
薄いピンクに、くすんだ緑が混ざったような色が好きです。
これは花の形が開き気味で あまり丸くなくて、花弁も不規則なので
最初は形をとらえるのに苦労して何度もスケッチしました。今は結構 好きな形です。
2009年「花と猫の水彩画」展のご案内ハガキに使ったのが、このつぼみ。
2009年
四ツ切 個人蔵
薔薇
庭に咲いて、部屋に活けてもらった薔薇の花。
薔薇を描くのは好きです。
この絵は、具合が悪くて痛みが強い中で、苦痛から逃れるように描きました。
2009年
四ツ切 個人蔵